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DDR4とDDR5の違い:アップグレードする価値あり?

PCを選ぶときは「できるだけ最新技術を取り入れて、メモリも余裕を持たせたい」と考える人が多いはずです。アプリやゲームがサクサク動く環境が理想ですよね。ただ、いざメモリを選ぼうとすると色々迷いがちです。DDR4とDDR5、結局どちらがいいのか。新世代のDDR5は、本当にそこまで必要なのでしょうか。

2014年の登場以来、DDR4は10年以上メモリの定番として広く使われてきました。そして今、新世代であるDDR5が普及し始めており、性能も効率もかなり向上したと注目されていますが、本当にそうなのでしょうか。本記事では、性能・ゲームプレイ・価格といった3つの観点から、DDR4とDDR5の違いを分かりやすく検証していきます。

DDR4とDDR5、どちらを選ぶべき?結論から言うと

  • ✅ DDR5を選ぶべき人
    • 2026年以降も長く使いたい
    • 最新ゲームを快適にプレイしたい
    • 動画編集などクリエイティブ作業が多い
    • 新たにPCを購入する予定
  • ✅ DDR4で十分な人
    • すでにDDR4が載ったPCを使っている
    • 軽作業やブラウジングが中心
    • 予算を抑えたい
    • 2〜3年以内に買い替えを考えている

DDR4とDDR5の違い【5つのポイントで比較】

「DDR」という言葉は、初めて聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、仕組み自体はそこまで複雑ではありません。DDRは Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory の略で、要は数年ごとに改良されるメモリの規格のことです。PCでプログラムやゲームを快適に動かすには、高性能なメモリが欠かせません。そして今、2020年にリリースされたDDR5がその役割を担おうとしています。

では、DDR5はDDR4と比べて何が優れているのでしょうか。まずは主要な比較データを押さえておきましょう。この表を見れば、DDR5とDDR4の違いがどこにあるのかが掴みやすくなります。

項目
DDR4
DDR5
備考
登場年
2014年
2020年
DDR5はDDR4の6年後に登場
動作周波数 (MHz)
1600-3600
3200-8400+
DDR5はより高い周波数帯に対応
電圧 (V)
1.2
1.1
DDR5は低電圧化により電力効率が向上
モジュールあたりのチャンネル構成
1 × 64ビット
2 × 32ビット
DDR5はモジュール内を2チャネル化し、帯域幅が向上
モジュールあたり最大データレート
最大28.8 GB/s
最大67.2 GB/s
DDR5は最大データレートが2倍以上

DDR4の技術的な基礎

2014年に登場したDDR4メモリは、その後10年以上にわたり主流として使われてきました。2020年にDDR5が登場してからもしばらく支持され続けています。DDR5は当初、価格が高く在庫も限られていたため、多くのPCユーザーが引き続きDDR4を選択していました。実際、DDR4はDDR3から大きく進化した規格で、最大3200MHzの動作周波数を1.2Vという低電圧で実現していました。

DDR5は何をもたらすのか

DDR4 vs DDR5:DDR5の本当の実力とは?

結論から言うと、DDR5はスペックの上ではDDR4より優れています。DDR5もこれまでの世代交代と同じく、性能と効率の向上を目的として設計されています。過去のモデルと比べると改善幅は小さいかもしれませんが、それでも違いははっきりあります。DDR5は最大8400MHzの動作周波数に対応し、必要電圧は1.1Vという低電圧、モジュールあたり2チャネル構成による並列処理の強化、そして最大67.2GB/sという高いデータレートを実現しています。

おすすめ記事:DDR5メモリの特徴とメリット:ミニPCへの影響を徹底解説!

DDR4 vs DDR5:ベンチマーク – 性能を直接比較

DDR5は、「性能と帯域幅の向上」「電力効率の改善」といった分かりやすい進化が期待されている規格です。さらに、電源管理がモジュール側に移ったことで制御の自由度が増し、より柔軟で効率的な運用が可能となりました。加えて、個々のモジュールの高密度化も進み、モジュールあたりのデータレートが2倍以上となっています。では、こうした数値上の優位性は、実際の使用環境できちんと体感できるのでしょうか。

ここでは、DDR5とDDR4の違いがベンチマーク結果と体感にどの程度影響するかを見ていきます。結果は以下の通りです。

項目
DDR4 (3200MHz)
DDR5 (6000MHz)
性能差
メモリ帯域幅
約39.26GB/s
約68.90GB/s
+75.5%
レイテンシ
約25.2ナノ秒
約28.50ナノ秒
+13.1%
CPU性能(幾何平均)
2,174.85
2,491.10
+14.5%
Adobe Photoshop編集性能(スクリプトワークロード)
8,121
8,091
-0.4%
Adobe Premiere編集性能(スクリプトワークロード)
8,025
8,265
+3%
ゲーム性能(幾何平均)
130.17
133.44
+2.5%
ゲームFPS
99
96
-3.1%

注意:両メモリのゲームFPSは、特定のタイトル(本テストではAssassin’s Creed Valhalla)で計測した結果です。次の章では、ほかのタイトルでも測定した結果を見ていきます。

理論上の帯域幅と実際の性能

直接比較の結果を見ると、DDR5メモリは期待どおり性能が向上しています。とくにメモリ帯域幅では、DDR5-6400のようなフラッグシップモデルがしっかりと差をつけています。その一方で、他の項目では期待したほど差は大きくないことが分かります。ベンチマークで目立つポイントの一つが、DDR5のレイテンシがむしろ高くなっていることです。ただし約3ナノ秒程度であれば、実際の使用ではほとんど体感できないレベルです。つまりDDR5とDDR4の違いは「数字ほど体感が伸びないケースもある」と理解しておくとミスマッチが減ります。

マルチタスクと業務用アプリケーションのテスト

マルチタスクや業務アプリケーションの比較結果も興味深いところです。一般的にDDR5は、高負荷アプリケーションでの作業効率を大幅に改善すると言われており、テストの結果もそれを裏付けています。ただし、DDR4-3200との差はわずかにとどまることが多いのも事実です。たとえばAdobe PremiereではDDR5が約3%上回る一方、Adobe PhotoshopではわずかながらDDR4が優勢でした。ここから言えることは、マルチタスクや業務用途でも、常に高負荷な作業をするわけではない限り、DDR5は必須ではないということです。

DDR4 vs DDR5:ゲーム性能の違いは体感できる?

ゲーミングPC用にDDR5の購入を検討している方に良い情報があります。TechSpotの実機テストでは、DDR5が全体として競合を上回る結果となりました。TechSpotはDDR5を合計22タイトルで検証し、前世代と比較しています。主な結果は次のとおりです。

解像度別のゲーム性能とフレームレート

TechSpotのテストでは、DDR5はフルHD(1080p)で平均約4%高速で、1% Lowでは約10%高いスコアを記録しました。特にStar Wars Jedi: Survivor、Shadow of the Tomb Raider、The Last of Us Part Iといった高負荷なタイトルで差が出ています。1440pや4Kでも、総合的にはDDR5が優勢でした。ただし、Valorant、CS:GO、The Division 2など一部のタイトルでは期待されていたほど伸びず、全体的に前世代より遅いという結果となりました。

以上を踏まえると、DDR5はゲーミングに向いたメモリ規格だと言えます。とくに最新のグラフィック負荷が高いタイトルを中心にプレイする場合は、その傾向がはっきり出ます。一方で、比較的軽いタイトルや古めのゲームでは、4%程度の優位性は薄れ、人気のシューター系ゲームではほぼ互角で、DDR4が優勢となるケースも増えました。GPUに大きな負荷がかからないクラシックタイトルが中心なら、DDR5へのアップグレードは必須ではないでしょう。

DDR4とDDR5の価格差【2026年最新】

DDR5は発売当初、普及の立ち上がりに苦戦しました。新技術ゆえに価格が高く、入手もしづらく、対応デバイスもごく限られていました。実際、DDR5を搭載した一般消費者向けデバイスが増え始めたのは2021年末以降です。当時は性能面の伸び幅もまだ控えめで、個人ユーザーの関心はそこまで高くありませんでした。しかし、その後状況は大きく変わります。DDR5搭載デバイスは徐々に増え、入手しやすくなっただけでなく、価格も大幅に下がってきました。タイミングや製品によっては、DDR5のほうがDDR4より安く買えるケースもあります。

例を挙げると、Kingston Fury Beast DDR5-6000(2×16GB)は現在およそ130ユーロで入手できます。一方、同等容量のKingston Fury Beast DDR4-3200(2×16GB)は約36,000円です。性能面で今すぐアップグレードが必須というわけではありませんが、新規購入であればDDR5の選択は理にかなっています。将来を見据えた選択にもなりますし、高負荷な最新ゲームで差が出やすく、次のDDR6へのアップグレードは早くても2027年以降だからです。

DDR5を選ぶべき人、DDR4で十分な人

現時点でDDR5が必須と言えるのは、次のいずれかに当てはまる場合といえるでしょう。

1)本格的にゲームをプレイするハードコアゲーマー
2)コンテンツ制作業務に携わっているプロ

ゲーマーにとってDDR5が魅力的なのは、CPU負荷が高いタイトルやeスポーツ系のゲームで、わずかな性能差が勝敗や操作感に影響しやすいケースです。さらにDDR5は、マルチタスクやPhotoshopのような業務用ソフトを使う場面でも、状況によっては体感できるレベルの性能向上をもたらします。

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これらの条件に当てはまらず、現在DDR4搭載のデバイスを使っている場合、現時点でDDR5を過度に気にする必要はありません。PCを軽めに使っている人なら、その性能差は体感できないほどでしょう。ただし、これから新しいPCを購入するのであれば、DDR5を選んでおくのがおすすめです。今後数年でゲームやアプリの要求スペックはさらに上がると見込まれており、DDR5はそうした変化に対応できる性能を有しています。また、DDR6世代を待つとなると時間がかかる可能性が高く、早くても2027年以降の普及になると考えられるからです。

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まとめ:用途に合わせたメモリの選び方

発売当初はいくつか課題もありましたが、DDR5は今やメモリの業界標準として普及が進み、ゲーミングから作業用途まで幅広いシーンで選ばれる規格になりました。DDR4と比べて性能や効率が向上しており、特に高負荷なゲームやプロ向けのコンテンツ制作で差が出やすい傾向があります。価格が大幅に下がり入手しやすくなった今、購入する価値はあります。とはいえ、すべての人にDDR5が必須というわけではありません。

CPU負荷が低めのタイトルを中心に遊ぶ場合や、日常用途がメインでPCを軽めに使う場合は、DDR4でも十分です。カジュアルなゲームやホームオフィス用途では、細かな規格の違いにこだわるよりも、自分の使い方に合った構成を選ぶことのほうが重要です。その選択肢の一つとして、GEEKOMのミニPCがあります。GEEKOMはDDR4搭載モデルとDDR5搭載モデルの両方をラインアップしており、さまざまな利用シーンに合わせて選べます。ゲームはもちろん、仕事でのデザイン作業やホームオフィス用途まで、コンパクトな筐体でしっかり対応できるのが特長です。

よくある質問:DDR4とDDR5について

DDR4とDDR5は互換性がありますか?

いいえ。DDR4とDDR5に互換性はありません。物理的な形状(切り欠きの位置など)が異なるため、DDR4対応マザーボードにDDR5メモリを装着することはできず、逆にDDR5対応マザーボードにDDR4メモリを装着することもできません。購入前に、お使いのマザーボードが対応しているメモリ規格を必ず確認してください。

ゲーム用途ではDDR5は必要ですか?

最新のグラフィック負荷が高いゲームでは、DDR5が平均で約4〜10%程度フレームレートを向上させるケースがあります。一方、ValorantやCS:GOのように比較的軽いタイトルではその差はほとんどありません。

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GEEKOM JAPAN

ミニPC世界シェアのTop 3にランクインしているGEEKOMの公式ブログアカウントです。ミニPCの研究開発、生産、販売に特化しており、台湾に研究開発本部を構え、世界各国に支社を展開しています。公式ブログでは、Geekom新製品の情報や活用方法、お役立ちのテクニックなどを配信しています。

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