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PCが勝手に再起動する?よくある原因と対処法

パソコン(PC)が使っている最中に勝手に再起動する。しかも一度だけじゃなく、何度も繰り返す。原因がわからないまま使い続けるのは不安だし、作業中やゲーム中に落ちると保存していないデータまで巻き添えになります。

ただ、勝手に再起動するタイミングや状況にはパターンがあって、そこから原因を絞り込めるケースがほとんどです。この記事では代表的な原因を頻度の高い順に取り上げていくので、心当たりのあるところから読んでみてください。

熱暴走による再起動

パソコンが勝手に再起動する原因として、最も多いのが熱暴走です。CPU温度やGPU温度が限界を超えると、パーツの損傷を防ぐために保護機能が働いてシステムが強制終了します。特にゲーム中や動画編集など、負荷の高い作業をしている時に再起動が起きるなら、まず熱暴走を疑ってみてください。

ホコリの蓄積は一番見落としやすい原因です。ファンや通気口にホコリが詰まると、空気の流れが悪くなって内部温度がどんどん上がります。「最近なんか動作が重いな」と感じている場合、中を開けてみたらファンがホコリまみれだった、というケースは珍しくありません。

💡対処方法:

1.ファンの動作確認

CPUファンやGPUファンが正常に回転しているか確認してください。ファンが止まっている、または異音がする場合は、交換が必要です。BIOS画面やハードウェアモニタリングソフトでファンの回転数とCPU温度をチェックできます。

2. 内部の清掃

PCケースを開けて、エアダスターでファンや通気口のホコリを吹き飛ばしてください。特にヒートシンクのフィン部分にホコリが固まっていると冷却効率が大きく落ちます。定期的な清掃(目安としては3〜6ヶ月に一度)だけでも再起動の問題が解消することがあります。

3. エアフローの改善

パソコンの設置場所も意外と影響します。壁にぴったりつけていたり、密閉されたキャビネットの中に置いていたりすると、排熱が追いつかなくなります。本体の周囲にある程度の空間を確保するだけでも温度は下がりますし、ケースファンの追加や、より大きなケースへの移行も選択肢になります。ミニPCのようなコンパクトな筐体の場合は、そもそも内部スペースに余裕がないため通気口周りの空間確保が特に重要ですね。

4. CPUグリスの塗り直し

長期間使っているパソコンでは、CPUとヒートシンクの間に塗られている熱伝導グリスが劣化して冷却効率が落ちている可能性があります。グリスの塗り直しは少し手間ですが、これだけで温度が5〜10度下がることもあるので、他の対策で改善しなかった場合は試してみる価値がありますよ。

電源ユニットの容量不足

熱暴走の対策をしても再起動が収まらない場合、次に確認したいのが電源ユニット(PSU)です。特にゲーム中など、PCがフル稼働している時に限って落ちるなら、電源の容量が足りていない可能性があります。

グラフィックボードやマルチコアCPUは、ピーク時にかなりの電力を消費します。アイドル時は問題なく動いていても、負荷がかかった瞬間に電源の供給が追いつかなくなり、システムが落ちるというパターンです。パーツを新しく追加したり、グラボをアップグレードしたタイミングで再起動が始まった場合は、電源容量が足りなくなっている可能性が高いです。

自分のパソコンに必要な電源容量がわからない場合は、オンラインのPSU計算ツールが便利です。使っているパーツの構成を入力すれば、必要なワット数の目安を算出してくれます。現在のPSUがその数値を下回っているなら、信頼できるメーカーのより大容量のPSUへの交換を検討してください。

ソフトウェアとドライバの不具合

負荷に関係なくランダムなタイミングで再起動が起きる場合は、ソフトウェア側の問題を疑ってみてください。ドライバの破損や相性問題、マルウェア、最近インストールしたアプリケーションの競合など、原因はさまざまですが、共通しているのはハードウェア自体には異常がないという点です。

再起動の直前にブルースクリーン(BSoD)が一瞬表示される場合は、ドライバの不具合である可能性がかなり高くなります。特にグラフィックボードやマザーボードのドライバは、更新直後やWindows Updateのタイミングで不安定になることがあります。

💡対処方法:

1.ドライバの更新・ロールバック

グラフィックボードとマザーボードのドライバを最新版に更新してみてください。逆に、ドライバを更新した直後から再起動が始まった場合は、以前のバージョンに戻すと安定することがあります。デバイスマネージャーから該当ドライバのプロパティを開けば、ロールバックの操作ができます。

2. マルウェアスキャン

ウイルスやマルウェアがシステムに影響を与えて突然再起動を引き起こすケースもあります。ウイルス対策ソフトでフルスキャンを実行してください。より徹底的に調べたい場合は、セカンドオピニオンとして別のスキャナーを併用するのも有効です。

3. クリーンブート

上の対策で改善しない場合は、Windowsを最小限のドライバとスタートアッププログラムだけで起動する「クリーンブート」を試してみてください。これで再起動が止まるなら、通常起動時に読み込まれているソフトやサービスのどれかが原因です。サービスをひとつずつ有効に戻していけば、問題のあるソフトウェアを特定できます。

グラフィックボードの問題

画面にちらつきやノイズが出た直後に再起動がかかる場合は、グラフィックボードに問題がある可能性があります。映像が一瞬乱れる、画面がブラックアウトしてから再起動する、といった症状はGPU固有のサインです。ゲーム中に限らず、動画再生やデスクトップ操作中でも起きるなら、GPUを重点的に確認してみてください。

まずはGPUドライバをメーカーの公式サイトから最新版に更新すること。古いドライバや破損したドライバが原因であれば、これだけで解消するケースも少なくありません。それでも改善しない場合は、パソコンの電源を切ってからグラフィックボードを一度スロットから外し、しっかり差し直してみてください。接触不良が原因だった場合はこれで直ります。

CPUに内蔵グラフィックスがある環境なら、グラボを外した状態でしばらく使ってみるのも有効な切り分け方法です。内蔵グラフィックスだけで再起動が起きなくなるなら、グラフィックボード側の故障がほぼ確定します。その場合は修理か交換を検討する段階ですね。

ハードウェア・BIOSの問題で再起動が続く場合

ここまでの対策をひと通り試しても再起動が続く場合は、より根本的なハードウェアの故障かBIOS設定の問題を疑う段階です。

メモリ(RAM)の不良は、見た目ではわかりにくいのに影響が大きい厄介な原因です。まずはパソコンの電源を落としてメモリモジュールを一度抜き差ししてみてください。スロットの接触不良だけで不安定になっているケースもあります。それでも改善しなければ、メモリを1枚ずつ差してどのモジュールで問題が出るか切り分けるか、MemTest86のようなメモリ診断ツールでエラーチェックを実行してください。

BIOSの設定が原因になっているケースもあります。特にオーバークロックの設定をいじったり、最近BIOS画面で変更を加えた心当たりがあるなら、まずBIOSをデフォルト設定にリセットしてみてください。起動時にF2やDelキーでBIOSメニューに入り、「Load Default Settings」を選択して保存すれば完了です。BIOSのバージョン自体が古い場合は、マザーボードメーカーのサイトから最新ファームウェアへの更新も検討する価値がありますが、BIOSの更新は手順を誤るとPCが起動しなくなるリスクがあるので、メーカーの指示に必ず従ってください。

より詳しい手順や注意点については、以下の記事もあわせてご覧ください:
👉 【徹底解説】Windows 11時代のBIOSアップデート方法

上記をすべて試しても解決しない場合は、マザーボード自体の故障が考えられます。原因不明の再起動が続く、起動自体ができなくなる、焦げたような臭いがする、基板上に目視できる損傷がある。こうした症状がひとつでも当てはまるなら、自力での対処は難しい段階です。信頼できる修理業者やメーカーサポートに相談することをおすすめします。

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GEEKOMブログ編集部

ミニPC世界シェアのTop 3にランクインしているGEEKOMの公式ブログアカウントです。ミニPCの研究開発、生産、販売に特化しており、台湾に研究開発本部を構え、世界各国に支社を展開しています。公式ブログでは、Geekom新製品の情報や活用方法、お役立ちのテクニックなどを配信しています。

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